ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

2023シーズン振り返り 背番号29 青山美夏人

【2023成績】

39試合 防御率2.96 1敗1H1HP3S 勝率.000 45.2回 32被安打 4被本塁打 34奪三振 奪三振率6.70 23与四球 5暴投 1ボーク QS率0.0 15失点 15自責点 被打率.201 K/BB1.48 WHIP1.20



【ルキナ査定】

ランク:C→C

点数:13点(◎3,◯16,△6,❌2) 前6点+後7点

年俸:1500万(+500万)

※1400万(+400万)




【今季振り返り】

大学野球四冠達成した亜細亜大エースとして4位指名で入団、渡辺GM「開幕ローテーション候補として評価」、豊田コーチ「(オープン戦にて)本当は先発で起用したい」、まず球団と投手コーチは先発としての能力を高く評価しているというのを大前提に話を進めていきます。オープン戦の段階では先発ローテ6枠全て埋まっていたため、リリーフでの開幕準備になります。オープン戦5試合投げて無失点、当然この時点でクローザーを想定した起用なんかあるわけなく、今後の先発起用のためにまずはリリーフで経験を積むことからだろうなというのがオープン戦で思っていたことです。


ところが開幕戦1点リードの9回、マウンドに上がったのはまさかまさかの青山投手、ぶっつけ本番の9回クローザー起用で2アウトから森選手に同点ホームランを打たれてセーブ失敗、、この試合で松井政権が無能だったのは紛れもなく証明されましたが、その無能の象徴に青山投手が晒し上げにされてしまったことはあまりにも現実として残酷なものになってしまいました。


しかし青山投手はめげずに3戦目のオリックス戦で無失点に抑えてプロ初セーブを記録、開幕戦のリベンジを果たしますが内容が悪すぎて結局増田投手とクローザー交代になります。4月防御率1.17ながら8回7与四球とノーコン化します。明らかに不向きなリリーフ起用ですがその後も続き、5,6月で再びセーブとプロ初ホールドを記録しますが防御率4点台、7月持ち直しましたが夏バテのきた8月は緊急先発から次の試合で代役クローザー、思いつきで動く松井稼頭央と豊田コーチに振り回される形で防御率は3点台後半まで落ち込みます。


ようやく改善が見られたのは9月です。課題の変化のSFFで空振りが取れるようになり9,10月防御率0.00、9.2回12奪三振無四球とビハインドながら素晴らしい投球をして、最後ロッテ戦では3回無失点で来年に向けて収穫のある投球で締めくくりました。





【総評】

無能な上司の思いつきに振り回される1年になりましたが、その中で1年間1軍で投げ切ったことは評価すべきことでしょう。リリーフでノーコン化したのはコントロールが悪いというよりも、リリーフとしての武器がないので四隅で勝負しようとして投げきれずに結果自滅しているだけです。松本航投手のリリーフ起用を思い出しますが、頑張って投げ切って勝負しようとするのが余計に力んで悪化する悪循環になっています。ドラフトで高評価ながら4位指名なのも大きな長所がないのが指名順位が下がった要因だと思います。結果を出したのもほぼビハインドかロングリリーフ、勝ちパとしては危なっかしいので1イニング勝負は難しいでしょう。


ただ、1年間リリーフを続けて唯一の収穫は豊田コーチ直伝のSFFを習得出来たことです。課題の変化球でウイニングショットがなかったですが、9月の好投は追い込んでからSFFで空振りを取れたことです。リリーフ転向してツーシームを使えなくなりましたが、代わりにSFFを習得できたことは間違いなく来年以降につながると思います。




【来季に向けて】

投球内容から見ても先発適性が高いのは間違いないです。先発として評価されたのもツーシームがあったからで、リリーフ転向でツーシームをあまり使わなくなったこともあります。ストレートで常時150km計測出来るわけでなく、今年ストレートが投球の半分以上締めましたが空振り率が5.80%しかないのは厳しいです。イニング跨ぎしてもパフォーマンスを落とさず投げていたのも先発適性を感じるものがあります。


しかし、豊田コーチと松井稼頭央がどう配置するかは分からないです。豊田コーチも自分で先発で起用したいと言っているならそれを実行すればいいだけなんですけどね。リリーフでいくなら圧倒的にストレートのパワー不足なので高橋光成投手の筋トレ塾への弟子入りは必須になります。どちらの配置でいくにしても、都合よく振り回すだけの便利屋で使い潰すことだけは絶対に避けて欲しいです。





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