真価の問われる選手その② —栗山巧—
今日は栗山選手についてです。
昨年はシーズン始まってからは控えとしてのスタートでしたが、外野の一角が空いたことで再びレギュラーのチャンスが芽生え、そして不可解な起用があった中で勝負強い打撃でシーズン終盤は大活躍をしてくれました。
栗山選手に関しては、衰えているのではないかという指摘もありますが、私は全くそうは思いません。衰え自体は進行していますが、その身体の衰えに対して、しっかり向き合えていると思います。
具体的に挙げられるのは選球眼です。一昨年は打率252に対して出塁率308でしたが、昨年は打率256に対して出塁率356と、ほぼ同じの打率に対して約5分ほど高い数字を残しました。他にも勝負強い打撃や全般的な守備走塁を見ても、衰えがあるにしても、その衰えは緩やかなものです。
ただ、昨年に関しては、栗山選手にとって非常にやりにくいシーズンだったと思います。
シーズン序盤には金子侑司選手が絶不調なのになかなかスタメンのチャンスが回って来ず、しかもスタメンで結果を残したと思ったら次の試合では左投手を理由にスタメン落ち、さらには不調の時に限ってずっとスタメンで起用し続ける、決定的なものは中村選手は右左関係なくスタメン出場にしかもほとんどフル出場、栗山選手は6回以降は打席が終わったり出塁した途端に点差関係なしに代走、守備固めで途中交代と首脳陣の贔屓起用の最大の被害者であったと言えるでしょう。
これが誰が原因だったかは、今年ではっきりすると思います。今年改善されれば間違いなく橋上さんの責任、今年も変わらなかったら辻監督の責任です。今年改善されたら、流石に皆さんにも橋上さんの無能ぶりが伝わることになるでしょう。
しかし、何でもかんでも首脳陣の責任にしてはらちがあかないので、栗山選手自身にもさらにストイックになってもらいましょう。
中村選手もそうですが、栗山選手も簡単にはスタメンを譲ってもらっては困ります。まだまだ最低あと3年は若手選手の大きな壁として立ちはだかってもらわないといけません。
若手選手には有望かつ身体能力抜群の選手は多数います。外野手にも愛斗選手や鈴木将平選手らは、個人的には注目している選手です。川越選手も打撃センスのある選手なので、これから化ける可能性も否定できません。衰えが緩いとはいえ、流石に守備、走力に関しては厳しくなりつつあるので、打撃で結果を残せないと、すぐ代打要員になる危険もあります。
栗山選手は中村選手と並ぶ生涯ライオンズの選手です。是が非とも2000本安打を達成してもらう必要があります。中村選手の400号本塁打は今年中に達成出来る可能性がありますが、栗山選手の2000本安打に関してはあと278本残っています。今年レギュラー剥奪されてしまっては、2000本安打達成は厳しくなってしまうでしょう。ファンの期待も込めて、栗山選手にはまだまだレギュラー第一線で活躍して欲しいです。
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