ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

FA制度考察 —FA制度の今後の展開—

今日はFA制度の今後の展開についてです。



今回の巨人のFAでは、球団の功労者、ましてや一度や二度も他球団からの指名を断ってまで巨人に入団した内海投手、長野選手が人的補償として、移籍することになりました。



一部報道では、長野選手の移籍に巨人ファンが激怒してフロントにクレーム電話が殺到、巨人ファン辞める宣言までする人まで出てくる事態になっている話も耳にします。




そんなFA動向でしたが、今回のFA戦線により、今後FA制度になにかしらのメスが入る可能性が浮上してきました。現実的にあるかは別問題として、いくつかその案を考えてみましょう。





・人的補償廃止、金銭補償のみ

現在の人的補償なしの金銭補償では、Aランクは旧年俸の80%、Bランクは旧年俸の60%となっています。これを完全に金銭補償のみにするということです。


この場合、金銭補償の金額の割合は間違いなく上がると思いますが、そもそも金満球団の補強策に成り果てているFA制度を金銭補償のみにしたところで、完全に焼け石に水です。





・ドラフト指名譲渡権

私のブログにコメントを下さった方の中に、このドラフト指名譲渡権を欲しいという意見の方がいらっしゃいました。私もその案は良い案だと思いました。


例えばですが、年俸Aランクはドラフト2位、年俸Bランクはドラフト3位の指名譲渡権が発生すると仮定して、今年だと西武は年俸Bランクの浅村選手と炭谷選手なので、楽天と巨人からそれぞれドラフト3位の指名権を西武がそのまま指名、さらにそのあとに元々ある西武の3位指名権を使って指名する、といった形です。そして、この年に限っては特例で支配下枠を増やすという案です。


長所としては、ドラフト指名で有望な選手をより獲得しやすくなる、育成の上手い球団としては育成のしがいのある選手が増える、さらには年俸インフレ選手を追放して、球団としてはコスパが良くなるという利点があるでしょう。

短所としては、ドラフト不作年では、外れ選手をそのまま指名して結局は戦力にならず戦力外、最終的には強奪する金満球団の方が特をするという可能性も浮上してくる可能性があるでしょう。


ドラフト1位を寄越せという意見もあると思いますが、ドラフト1位に関しては2位以下との注目度の差、地上波でのテレビ中継などの利権問題を考えると、最高でも2位からが妥当な案だと思います。





・支配下枠及び外国人選手登録枠増加

これは追加で欲しい案ですね。支配下枠増加は先程述べましたが、支配下枠だけでは少し弱いので、追加で外国人枠も増枠して欲しいということです。西武だと、昨年のメヒア選手が散々な結果に終わってしまったので、もし1枠増えればメヒア選手と相互に使える外国人野手を獲得しやすくなり、さらには投手起用の幅も広くなるメリットがあります。




・金銭補償廃止、人的補償のみ

最初に述べた案の真逆です。金銭補償を廃止して、人的補償のみにするという案です。この場合、例えば年俸Aランクならプロテクトの人数を10人まで、年俸Bランクなら15人までとプロテクトの人数を減らしたり、Aランクなら選手2人まで獲得など違った補償を得ることが出来ます。


ただ、この案は一番現実味がないでしょう。




ここまで考えていきましたが、一番可能性がありそうなのは、人的補償廃止の金銭補償のみという案が現実味を帯びていると推測します。FA制度は讀賣巨人軍が作った制度と言ってもいいほどで、少なからず、讀賣巨人軍に不利益になる制度には絶対にならないはずです。そう考えると、お金だけで解決してしまう金銭補償のみの方が、今回みたいに人的補償でクレームが入ることは一切なくなるので、讀賣巨人軍にとっては金銭補償のみが一番都合が良さそうですね。西武の立場から見ると、こうなってしまってはますますFA流出の深刻さが増す一方になってしまいますが。




ただ、このFA制度が変わるか否かは、今年の成績次第でしょう。補強して優勝すれば終わり良ければ全て良し、Bクラスで広島と西武が優勝であれば間違いなくFA制度を変えてくると思います。私は巨人ファンでもアンチ巨人でもないので、本来なら巨人の順位には関心を持ちませんが、今年はそうは言ってられないですね。






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