ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

2023シーズン振り返り 背番号62 滝澤夏央

【2023成績】

・1軍成績

16試合 打率.188 17打席 16打数 3安打 1本塁打 6塁打 1打点 4得点 4三振 1犠打 出塁率.188 長打率.375 OPS.563 得点圏打率.000 1失策


・2軍成績

82試合 打率.230 316打席 265打数 61安打 6二塁打 2三塁打 1本塁打 74塁打 23打点 39得点 44三振 36四球 1死球 13犠打 1犠飛 11盗塁 2盗塁死 2併殺打 出塁率.323 長打率.279 OPS.603 得点圏打率.213 14失策




【ルキナ査定】

ランク:D→E

点数:−2点(◎1,◯2,△4,❌1) 前−2点

年俸:750万(現状維持)

※720万(−30万)



【今季振り返り】

昨年彗星の如く現れたシンデレラボーイとして、源田選手離脱の穴埋めに加えて将来有望株として名乗りを上げました。今年は1年間2軍で鍛える予定でしたが源田選手の骨折、さらに山村選手が予想以上に打てず守れずということで、急遽滝澤選手も1軍昇格することになりました。


1軍昇格してから控えとしてベンチの肥やしになってしまいましたが、日本ハム戦で途中出場から最後プロ初ホームランを打って衝撃を残しました。1軍での活躍はこれだけでしたが、小柄な滝澤選手でも努力次第でホームランを打てるということを証明出来たのは非常に良かったことだと思います。


その後源田選手が戻ってきて、児玉選手の再調整も終わった段階で2軍落ちして、2軍でスタメン出場を続けました。2軍では一時期高打率をキープしましたが最後ガス欠しました。最後まで怪我なく試合出場出来たことは良かったと思います。





【総評】

育成指名から2年でプロ初ホームランまでたどり着いた、今年の滝澤選手はこれだけで充分な結果だと思います。1軍戦力としてはEランクですが今年は最初から2軍で育てるのが前提だったので、これは気にしなくていいでしょう。2軍では終盤ガス欠して数字を落としましたが、四球を選べて打率に対しての出塁率は良かったので、一つの成果は出たと思います。


昨年に比べてスイングは強くなりましたがやや大振りが目立っていたので、力負けしないことも大事ですが滝澤選手はヒットと出塁が基本になります。2軍で14失策とまだまだプロとして試合出場し続ける体力もこれから身につけていくことでしょう。




【来季に向けて】

来年も源田選手に問題がなければ1年間2軍で構わないです。ただ、来年に関しては2軍での数字が求められます。今年の選球眼で三振を減らして打率を上げられるかどうか、目標は打率3割、エラー一桁に抑えることになります。来年は野手ドラフトで宗山選手など有力候補も多数いる中で、ドラフトの行方を左右するのは滝澤選手の結果は間違いなく影響すると思います。




明日からは箱根駅伝のエントリーを見ていきますので、野球に関しては年内最後になります。今年も色々とありがとうございました。来年もよろしくお願い致します。





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2023シーズン振り返り 背番号61 平良海馬

【2023成績】

23試合 防御率2.40 11勝7敗 勝率.611 150回 115被安打 10被本塁打 153奪三振 奪三振率9.18 55与四球 5与死球 47失点 40自責点 18QS QS率78.3 被打率.213 K/BB2.18 WHIP1.13



防御率4位、勝利2位タイ、勝率4位、投球回8位、奪三振3位、奪三振率2位、与四球4位、QS3位タイ、QS数3位、被打率3位、K/BB6位、WHIP5位





【ルキナ査定】

ランク:S→A

点数:40点(◎8×2,◯9×2,△1×2,❌4×2) 前28点+後12点

年俸:21000万(+4000万)

※25000万(+8000万)




【今季振り返り】

昨年オフシーズンに契約更改保留にしてタクシー内配信で先発直訴して先発転向、ダメなら猛バッシング覚悟となる先発転向1年目になりました。本人も先発転向に気合いを入れるためにWBCは辞退、春季キャンプから練習試合、オープン戦と完璧な調整をこなして結果で黙らせる形で開幕ローテーションを勝ち取ります。


開幕カードのオリックス戦で7回1失点の好投、しかし肩を痛めたことにより休み休みの登板間隔調整が入ります。開幕してからはオープン戦ほどの圧巻はないですが最低限をしっかりこなしていく投球を続けていきます。前半戦休みを挟みながらもマイナス評価は日本ハム戦の5回2失点の△1つのみ、先発投手として修正能力の高さを見せる形で試合を作ってくれました。


一転して後半戦は◎か❌のジェットコースターみたいな投球を繰り返しました。後半戦は良い時はガンガン投げてHQS投球を続けますが、悪い時は修正出来ずにズルズル失点して大炎上、最低評価は全て後半戦に記録して前半戦ほどの安定感はありませんでしたが、後半戦もトータルではプラスで連続で大炎上せずに好投もしたので勝ち星はしっかり稼ぎました。最終的に11勝はチームトップ、先発転向1年目の成績は有言実行出来たのではないかと思います。





【総評】

先発投手としての結果は残したと思います。リリーフ結果から先発転向後の数字を色々と予想されていましたが、その通りの数字になったと思います。平良投手の強みである奪三振能力は先発でも発揮、奪三振数も終盤はタイトルの可能性もありましたしQS率、数共に先発投手では上位の部類に入りました。ストレート、SFF、スライダー被打率は1割台に抑えて、元ある球種の良さを先発でも発揮することが出来ました。


一方で、今年に関しては元々のリリーフの力を先発でそのまま発揮した結果でもあります。要するにまだまだ成績が伸びる可能性があるということですが、先発転向で新球種として使ったツーシーム被打率.450、初先発のオリックス戦でゴンザレス選手にホームランを打たれましたが、それ以降ツーシームを上手く使っていくことが出来ませんでした。カットボール被打率.317、カーブ被打率.636、先発投手としてリリーフ時代同様に奪三振能力はありましたが、緩急とゴロを打たせる投球は難しかったです。配球も偏りが多く、ソフトバンク戦で石川柊太投手にノーノーされた試合では決して不調でなかったですがSFF狙われて7失点KO、リリーフ時代になかった先発投手ならでは相手チームからの対策も練られて打たれる試合もありました。


平良投手先発転向論争に関しては、結論どっちにしろチーム成績は変わらないでしょう。平良投手が先発転向して守護神問題は大きく露呈することになりました。しかし仮に平良投手が今年クローザーでセーブ王だったとして、その代わりの150回、11勝を誰が稼ぐのかという話になります。今年は年間通してローテ5,6番手に苦しんでいたので、仮に平良投手が先発にいなかったら先発ローテはもっと大変なことになっていました。ですから平良投手が先発か中継ぎかでチームの順位が変わることではなく、打線とか他に原因があるということです。





【来季に向けて】

来年は先発投手としてタイトル争いを最後までして欲しいですね。そうすれば結果は自ずと付いてくると思います。元のポテンシャルだけで二桁勝利達成出来ることははっきりしたので、次はタイトル争いに向けてより上のレベルを目指すことになります。今年課題に残った新球種取得と緩急ですね。奪三振以外に新しい勝負手を持つことで相手をより惑わせるので、さらなるレベルアップに期待です。


そして「短気」克服、個人的に今年気になったのは試合中の短気です。SNSなどの批判コメントには滅法強いですが、試合中に自分の納得のいかない投球や味方のエラーなどに関しては予想以上に弱いです。自分以外の外的要因にも屈することなく心身共に強くなることもよりタイトル争いに近付けるのではないかと思います。




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2023シーズン振り返り 背番号60 中村剛也

【2023成績】

88試合 打率.258 322打席 283打数 73安打 12二塁打 17本塁打 136塁打 40打点 34得点 76三振 31四球 5死球 3犠飛 1盗塁 7併殺打 出塁率.339 長打率.481 OPS.819 得点圏打率.181


本塁打7位




【ルキナ査定】

ランク:C→B

点数:20点(☆1,◎14,◯21,△15,❌11) 前11点+後9点

年俸:19000万(−1000万)

※15000万(−5000万)




【今季振り返り】

昨年は打率1割台に沈みました。今年はオープン戦から状態を上げていき、3,4月打率.364、7本塁打、OPS.1.154と隔年方式が見事的中する形で3,4月月間MVPを受賞しました。5月に入りマークが厳しくなり1本塁打2打点、得点圏打率.000とチャンスで全く打てずに5月の低迷期を招く形になってしまいました。


その後足の故障で交流戦全休、前半戦中村選手不在時のチームは何をしても最下位に沈む悪循環に陥りました。6月下旬に復帰しますがオールスターゲームで張り切って体調不良を起こし登録抹消、今年は指名打者起用のみですが40歳に突入して小刻みに抹消も増えてきました。


そんな中で8月以降8本塁打、打点は少なく3,4月ほどの高打率は残せませんでした。しかしホームランはどれもチームの窮地を救う貴重なホームランばかり、40歳に入ってもホームランアーチストとして低迷するチームを救った中村選手の活躍は間違いなく最下位脱出に導いてくれたと思います。




【総評】

今年も見事隔年方式が的中して活躍出来ました。中村選手が活躍するか否かは動体視力が大きく影響します。今年はストレート打率.276、6本塁打と昨年は速球に振り遅れましたが今年は速球に対してしっかり対応出来たことは大きいでしょう。IsoD0.08と選球眼もそこそこの数字を残せたので、低打率も防ぐことが出来ました。チーム全体で苦戦したオリックス戦打率.309、楽天戦5本塁打とこの2球団相手には奮闘しました。


一方で得点圏打率は1割台に沈み、代打に関しては最後のオリックス戦のタイムリー以外で打つことは出来ませんでした。代打打率.083、ベンチスタートの時は代打で期待していますが、なかなか1打席だけで結果残すのは難しいかなと思います。苦手な日本ハム戦はサヨナラタイムリーこそありましたがトータルで打率.194、小刻みな故障も増えてシーズン通して満遍なく活躍するのは難しくなってきました。





【来季に向けて】

500本塁打まで残り29本、ここまできたら500本塁打達成して欲しいですが、隔年方式が適用されると来年は打率1割台に沈む可能性が高いです。そして来年41歳になる中村選手は来年の結果次第では引退を決断する可能性が高いです。本人の決断を尊重しますが、この隔年方式を覆すためにもコンディション管理して、速球に対応出来るように調整していけるかです。


チームとしては中村選手と栗山選手にはあまり無理をさせない編成にしたいですが、他が弱すぎるだけに来年もベテラン2人に頼らないといけないと思います。松井稼頭央采配の数少ない評価点は中村選手と栗山選手を適宜休ませることです。来年も中村選手が4番にいることはチームとして大問題ですが、実力で4番にいればそれは中村選手のホームランを見れることなのでファンとしては嬉しい部分もあります。隔年方式を覆して欲しいと思います。




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