ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

2023シーズン振り返り 背番号51 西川愛也

【2023成績】

41試合 打率.227 109打席 97打数 22安打 4二塁打 1本塁打 29塁打 8打点 9得点 16三振 5四球 1死球 5犠打 1犠飛 4盗塁 1盗塁死 出塁率.269 長打率.299 OPS.568 得点圏打率.231




【ルキナ査定】

ランク:D→D

点数:−3点(◎2,◯6,△6,❌3) 前0点+後−3点

年俸:930万(+80万)

※1100万(+250万)




【今季振り返り】

2年連続ノーヒットでNPB連続無安打記録を新したままで今シーズン突入、山川穂高の指導のもとで振り子打法のフォーム改造に取り組むことになります。4月末に1軍昇格となり即スタメン、この楽天戦でセンター前ヒットを打ったことで連続無安打記録を62に止めます。長い負のトンネルからようやく抜けた瞬間でありました。しかし打撃フォーム改造の結果打った瞬間にバランスを崩している影響で打球が全く伸びずにヒットは6試合でわずか4本、解説者からも酷評されて2軍降格になります。


2軍でも打撃成績はそんなによくなかったですが、8月に1軍再昇格になります。オリックス戦でプロ初ホームランを打つなどして8月打率.273とまずまずの活躍を見せます。9月もインコースへの強さを発揮して部分的な活躍を見せましたが、9,10月打率.235とトータルではどんぐり集団レベルの数字で終わりました。





【総評】

まず無安打記録が止まったことは良かったです。これでようやくスタートラインに立ったと言えると思います。時折見せる曲芸打ちはインコースに対しての強さを発揮しています。プロ初ホームランもインコースの球を上手く捌いてホームランにしました。一方で振り子打法に取り組みましたがタイミングは取れても打つ瞬間の力がバラバラになっていて、全体的に打球の失速が目立ちました。シーズン打率とストレート打率が一緒ですが、結局のところストレートのスピードに今のスイングでは追いつけていないことが明らかになっていると思います。


守備に関しては弱肩ですが球際に非常に強く、赤田コーチの無茶な前進守備にも頑張って応えようとしてくれました。守備固めとしての能力はあるので、愛斗選手を放出した理由の一つは西川選手の守備能力の向上はあると思います。あとは経験不足からアウトカウントや試合展開無視した無謀な突っ込みが多いので、場面を読んだ守備を出来るようになるかどうかです。





【来季に向けて】

まずストレートにしっかり振り負けないスイングを作ることになるでしょう。ど真ん中打率.143、根本的な部分でまだまだ打撃フォーム改造も必要になります。ボール球見極め率も65%下回っているので、選球眼も伸ばさないといけません。振り子打法を教えた人は諸々の事情もあり次は独り立ちになりますので、確実にレベルアップしてもらいたいです。


あくまでも今年ようやく外野手争いのスタートラインに立った段階です。ここまで6年とかなりの年数を費やしました。チームは蛭間選手や長谷川選手など次の世代へ代替わりしようとしています。来年25歳で決して若手とは呼べない段階に入っているだけに、西川選手に残されたチャンスは多くないです。限られたチャンスで確かな結果を残してもらいたいです。





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2023シーズン振り返り 背番号50 中山誠吾

【2023成績】

・2軍成績

31試合 打率.187 79打席 75打数 14安打 4二塁打 18塁打 3打点 7得点 25三振 3四球 1死球 1併殺打 出塁率.228 長打率.240 OPS.468 得点圏打率.091 2失策



【ルキナ査定】

ランク:E→E

点数:—

年俸:戦力外通告(−700万)




【今季振り返り】

21年ドラフトの同期選手が多く躍動する中、中山選手は3軍で燻っている存在になってしまいました。メインは3軍でそこでもめぼしい数字を残せず、当然2軍でも全く結果を残せずに戦力外通告、育成再契約かと思いましたがそうならずにトライアウトに参加してライオンズを2年で退団することになりました。




【総評】

やはり昨年の内海投手実質先発ラスト試合でのポロリエラーが致命傷でした。現地で見ていた私も非常に厳しい評価をしましたが、中山選手自身もあのエラーで自信喪失したと話がありました。下位指名で恵まれた体格からの意外性に期待しましたが、走攻守全てでプロのスピードに追いつくのは難しかったです。プロ初スタメンのエラーで心が折れて、さらに同期が2年で続々と躍進を続ける中で中山選手自身プロ野球選手として焦りや葛藤もあったのではないかと思います。おそらくフロントは育成再契約を打診したと思いますが、2年で決断をしたならこれは仕方ないと思います。




【退団後】

トライアウトの参加はおそらく引退試合の兼ね合いもあると思います。現時点でその後の動向が不明ですが、プロでの経験を次の仕事に活かして欲しいと思います。中山選手が違う職業に就いて数年後元気に働いている姿が見れたならそれが一番でないかと思います。現時点で引退表明がなく、もしかしたら社会人や独立リーグなどに行く可能性もなくはないので、お疲れ様でしたは正式に引退が発表されてからにします。


ドラフト方針として、中山選手はどう見ても育成指名でしたね。下位指名なのでダメージは少ないと言いたいですが、現時点で立て続けに内野手がいなくなっているチーム事情を見ると、中山選手が2年で退団したダメージは決して見過ごすことはできません。大卒の支配下選手が2年で戦力外になった事実も今後のドラフト方針を考える上で、反省材料にする必要があると思います。





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2023現役ドラフト 愛斗ロッテへ放出 広島から中村祐太獲得


現役ドラフトが放出されて、ライオンズは愛斗選手を放出して広島から中村祐太投手を獲得することになりました。




【放出選手】

・愛斗選手

73試合 打率.214 4本塁打 15打点 2盗塁 出塁率.228 長打率.331 OPS.559


ロッテファンに簡単な取り扱い説明書を出すとすれば、1軍キャリアは十分、意外性はあるが長続きはしない、選球眼は壊滅的で外低め変化球はどんなクソボール手を出す、今年3四球の内自力四球は1つ(2つは申告敬遠)、そのくせ初球ど真ん中変化球は平然と見逃す、守備は本来ゴールデングラブ賞を受賞すべきレベルで球際と肩の強さがある、こんな感じですかね。ロッテも藤原選手と高部選手が怪我や伸び悩みがあるのでチャンスはあると思います。外スラ変化球空振り三振をロッテファンがどれだけ我慢出来るか、ロッテで壊滅的な選球眼を改善できるかどうかが愛斗選手が新天地で活躍出来るかの鍵です。ライオンズ戦以外で頑張って欲しいと思います。



しかし愛斗選手が現役ドラフト行きはあまり予想してなかったです。高木選手だと思いましたが確かに高木選手だと1軍キャリアがなさすぎるので現役ドラフトの駒としては弱すぎますかね。そうなると何のために高木選手を残したのか不明になりますが、外野手も蛭間選手や長谷川選手に期待する形で、これまでのドングリ集団も少しずつ立場が危うくなっていますね。


あと1人残ってたのは浜屋投手が宮川投手のどちらかでしょう。現役ドラフトも1人しか獲得してないので、印象としては戦力外候補の押し付け合いみたいな感じになっていますね。浜屋投手と宮川投手はライオンズに生き残った一方で、刻一刻と戦力外通告が迫っています。山野辺選手は呉選手の退団で今年も生き残りました。山野辺選手の悪運の強さはなんなのかよう分かりませんが、呉選手退団の穴を渡辺GMは育成から補うとかこれまた能天気なことを考えてないことを願います。





【獲得選手】

・中村祐太投手

5試合 防御率1.29 7回 9被安打 3奪三振 1与四球 5失点 1自責点 被打率.310 WHIP1.43


2軍では防御率1.08、奪三振率9.45、被打率.179、K/BB4.38、WHIP0.87と優秀な数字を残しています。これまでは先発として17年5勝、20年3勝のキャリアがあります。今年は2軍でもリリーフメインなのでおそらくリリーフとしての起用が想定されます。


正直あんまり印象がないのでこれから色々見ながらどんな選手か把握することになりそうです。前情報では制球力重視の投手で、データではストレート、スライダー、カットボールを中心に投げています。気になるのがストレートの平均球速が141.4kmなので、2軍で抑えても1軍では力不足で被打率が跳ね上がっている傾向なのかなと思います。リリーフでストレートが140km前半となるとちょっと厳しいかなと思います。ひとまず敗戦処理兼ロングリリーフでどれだけやっていけるかが最初の期待値になりそうです。



去年と違って今年は1軍キャリアのある愛斗選手を放出しているので、獲得選手もそれなりに活躍してもらうことが求められます。中村祐太投手がどれだけやっていけるか不透明で私もあまり印象がないのでこれから見ていきますが、中村祐太投手は是非ともライオンズで頑張ってもらいたいです。




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