ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

2023シーズン振り返り 背番号7 金子侑司

【2023成績】

47試合 打率.179 91打席 84打数 15安打 2二塁打 1三塁打 19塁打 2打点 6得点 24三振 4四球 1死球 1犠打 1犠飛 1盗塁 2盗塁死 2併殺打 出塁率.222 長打率.226 OPS.448 得点圏打率.100




【ルキナ査定】

ランク:C→E

点数:−30点(◯5,△8,❌9) 前−27点+後−3点

年俸:4000万(−8600万)

※7000万(−5600万)




【今季振り返り】

昨年怪我に苦しみながらも復活の兆しを見せて今年は期待している部分がありました。オープン戦途中合流ながら最低限の結果を出して開幕戦スタメン出場、しかし結果を残せず3,4月打率.121、5月に入って日に日に2軍降格の声が強まっていく中で楽天戦で延長12回裏に代走出場しますが、ボール先行カウントから牽制飛び出してタッチアウトで引き分け、このボーンヘッドには私もブチギレましたが、この試合を契機に金子侑司選手へのバッシングの嵐が一気に強まる形になります。


その後も1軍帯同が続きますが結果は残せず、逆転負けしたDeNA戦では9回1点差でバウアー投手からホームラン打った平沼選手を差し置いて代打出場してどん詰まりのショートゴロ、この打席で応援団から「なんでもいいから塁に出ろ」のコールが起こり、決定的だったのが巨人戦のスタメン出場で起きた「働け金子」コールてす。このコールはネット上で騒ぎを起こす形になり、今年の最下位争いの記憶の1ページに刻み込まれる形になってしまいました。


「働け金子」コールから次の試合でマルチヒットの活躍で最低限の挽回を見せましたが活躍が連続で続くことはなく、7月末まで1軍帯同が続きました。結局8月1日に登録抹消、2軍では1番起用されて再昇格を狙いましたが打率.240に終わりそのまま再昇格なくシーズン終了、結局4年間満足な働きをすることなく不良債権を決定づけるシーズンになってしまいました。




【総評】

非常に厳しい結果です。悪い時のバランスの悪いスイングで打てず、打った内容も力任せなヒットがほとんどでした。特にフォーク系の球種は1本もヒット打てず、出塁率も稼げず盗塁も1つのみ、劣化の著しい結果になってしまいました。


「働け金子」は間違いなくこれから続くであろう暗黒期の歴史に名を刻む不名誉な記録を残しました。応援団のコールは賛否両論(多くは否定的見解ですが)あると思います。ただ、一つ言えるのは4年7億の働きはしてない、これは紛れもない事実です。4年契約を結んだ当初は秋山選手に次ぐ1番打者としての活躍を期待されましたが、実際1番打者として申し分のない活躍をしたのは昨年の3ヶ月間だけです。数多く流出が続くチームで残留してくれたことは嬉しく思いましたが、この結果を受けて何でもかんでも残すものではない、時には日本ハムフロントのように今後の戦力になるかどうか見極めて時に切る選択も必要ということが突き付けられたと思います。


そして「働け金子」コールは応援団と金子侑司選手だけの責任ではないです。楽天戦のボーンヘッドで2軍落ちさせず定期的にスタメン起用などして愛人枠に入れてファンの晒し上げにした松井稼頭央、4年7億の大型契約をして8月頭に抹消など2軍抹消に関する契約条項が何か入っていたのでは無いかと疑わしくさせているフロント、現場と球団がしっかり連携と管理が出来ていれば少なくとも「働け金子」コールは絶対起きなかったはずです。球団が応援団に注意したという話ですが、この一件を応援団と金子侑司選手だけの問題としか考えられないなら来年以降も理不尽な晒し上げからヘイト対象の選手のバッシングが増えるだけです。





【来季に向けて】

昨年の熊代選手パターンがあるので今後戦力外の可能性も0ではないですが、おそらく泣きの1年は与えられると思います。年俸は減額制限超えの大幅ダウンでしょう。泣きの1年で復活して欲しいですが、いかんせんアスリート体質なので動体視力の衰えは致命傷です。それ以前に結果残せてないのに松井稼頭央愛人枠でまた「働け金子」コールなどファンの批判の的にされてしまわないか、そっちの方が不安です。




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2023シーズン振り返り 背番号6 源田壮亮

【2023成績】

100試合 打率.257 435打席 397打数 102安打 9二塁打 4三塁打 119塁打 22打点 30得点 82三振 26四球 3死球 8犠打 1犠飛 5盗塁 6盗塁死 5併殺打 出塁率.307 長打率.300 OPS.607 得点圏打率.342 9失策



三塁打5位、盗塁死6位タイ、失策9位タイ




【ルキナ査定】

ランク:B→B

点数:10点(◎8,◯29,△13,❌10) 前1点+後9点

年俸:30000万(現状維持 5年契約2年目)

※30000万(現状維持 5年契約2年目)




【今季振り返り】

WBCショートレギュラーとして活躍しましたが試合中に右手指骨折、これで離脱かと思いましたが源田選手の希望とチームのショートレギュラー不在、さらに球団の本人希望尊重も重なりテーピングを巻いて強行出場、これにより怪我の治療が長引いて復帰は5月下旬になりました。これには賛否両論ありましたが、個人的には今年の松井稼頭央の無能ぶりに付き合うぐらいならWBC優勝を経験した方が間違いなく源田選手のキャリアは輝きますから、この判断は構わないと思います。


復帰戦でタイムリーを放ってすぐに5番起用、疲れてもないのに指名打者起用など復帰当初の源田選手の扱いの迷走ぶりが目立ちました。当の源田選手も復帰してからなかなかリズムが掴めず、5,6月は打率2割台前半、広島戦では実質3失策などチームが低迷する中、最下位のキャプテンになってしまいました。


7月に入りようやく打撃の状態が上がり7月打率.309、得点圏打率.571、後半戦から突如としてチャンスに強くなり最終的に得点圏打率3割超え、その流れで8,9月も最低限の打率はキープしてやや物足りないながら今年のチーム基準だと最低限の数字は残しました。しかしホームラン0本に終わり守備走塁は軒並み数字を落としているだけに、最下位争いに転落したキャプテンとしての内容の薄さは避けられない事実です。




【総評】

今年は強いスイングが多かった印象です。これまで逆方向へヒットを打つのが基準でしたが、今年はレフト方向打率.214に対してライト方向打率.408、当てに行くよりもスイングしていくことで得点圏打率の上昇、三振数増加、悪い時はどん詰まりの内野ゴロに繋がったのではないかと思います。打率2割5分台なので打撃の良し悪しがはっきりしました。


気になるのは守備走塁の低下です。決して数字が全てではなく、数字に見れない守備の貢献は間違いなくありましたがUZR一桁止まり、凡ミスも目立ちました。盗塁成功率も半分以下で外崎選手と対照的に「走魂」には貢献出来ませんでした。今年はWBCや怪我で調整不足なので仕方ない部分がありますが、源田選手も30歳代突入して少しずつ衰えの懸念が増え始めます。




【来季に向けて】

来年が今後の起用法含めて大事になってきます。来年は怪我なくしっかり調整した上で1年間どれだけやっていけるかです。目標は打率.270、失策数一桁にUZR二桁、二桁盗塁に盗塁成功率75%、走攻守で確実に数字を残していきたいです。このままでは暗黒期のキャプテン確定になってしまうだけに、源田選手も自分で活躍できる部分はしっかり結果を残してチームの底上げを支えていけるようにしたいです。





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2023シーズン振り返り 背番号5 外崎修汰

【2023成績】

136試合 打率.260 571打席 503打数 131安打 28二塁打 3三塁打 12本塁打 201塁打 54打点 60得点 114三振 56四球 5死球 3犠打 4犠飛 26盗塁 3盗塁死 11併殺打 出塁率.338 長打率.400 OPS.738 得点圏打率.277 13失策



安打8位、二塁打5位、三塁打6位タイ、塁打6位タイ、打点10位、得点7位、三振5位、四球6位、犠飛10位タイ、盗塁3位、併殺打9位タイ、出塁率8位、OPS10位、得点圏打率10位、失策2位タイ




【ルキナ査定】

ランク:B→A

点数:21点(☆1,◎13,◯40,△18,❌15)

年俸:20000万(+4000万 4年契約2年目)

※16000万(現状維持 4年契約2年目)




【今季振り返り】

源田選手と共に複数年契約で残留して1年目、源田選手が開幕アウトになり実質キャプテン的存在で開幕スタートになります。開幕当初体感脱力フォームが見事にハマって東京ドームでは2打席連続ホームランを打つなど絶好調、3,4月打率.313、5本塁打、11打点とMVPに匹敵する活躍を見せます。5月以降チームが大きく低迷する中で外崎選手も数字こそ落としますが最低限の踏ん張りを見せて、暗黒期状態の打線で孤軍奮闘してくれました。交流戦までマイナス点数なしで苦しい時は本当によく頑張ってくれたと思います。


チームがどん底を抜けた中で外崎選手の状態は落ちます。7,8月ともに打率2割前半、ホームランはこの2ヶ月間で1本のみ、ほぼ休みなしでフル出場状態で完全に夏バテでしたが、ようやく児玉選手を使って休養が増えてから9月持ち直しました。最終的に打撃部門でほとんどがTOP10入り、チーム成績でもトップの数字が多く、今年の野手陣で一番活躍してくれた選手と言えます。




【総評】

複数年契約1年目でサボる選手が多い中、外崎選手はチームトップの数字を多く叩き出して期待以上の活躍をしてくれました。ここ2年不振だった打撃の改善が非常に大きく、考えて打つよりもある程度感覚で決め打つことで上手く脱力出来てミート力が上がりました。フォーク系は1割台に沈みましたが他の球種でほとんどが打率.250以上記録、カーブ系は4割越えと緩い変化球に対してのタイミングが一番取りやすくなったと言えます。


盗塁もリーグ3位、失敗がわずか3つで盗塁成功率.ほぼ9割と数少ない「走魂」を披露してくれた選手でもありました。守備が今ひとつで失策数が2番目に多く毎年二桁稼いだUZRも今年は一桁止まり、ほぼフル出場の影響で守備ミスも増えてここが今年難しかった部分だと思います。終盤はコンディション不良もあり身体管理が少し大変になってきたようです。




【来季に向けて】

基本は今年レベルの打撃はお願いしたいです。明らかに疲れが原因で打てなくなっているので、春先から児玉選手などの守備固めはガンガン活用してもらいたいですが松井稼頭央にその発想があるかどうか怪しいですね。。年齢も30代突入して少しずつ衰えも見え隠れするだけに、いかに高いパフォーマンスを維持出来るか管理するのは外崎選手と首脳陣の必要事項になります。


外崎選手は4年契約1年目はしっかり活躍しましたが、2年目以降ダメになっては複数年契約の意味がなくなります。来年もチームの主力格の1人として走攻守で総合的な活躍を期待されるだけに、その期待に応えて次の世代の骨牙後継者になってもらいましょう。




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