ライオンズファンの野球観戦日記

主に西武ライオンズの試合の感想を中心に書いていきます!宜しくお願いします!

2023シーズン振り返り 背番号9 蛭間拓哉

【2023成績】

56試合 打率.232 223打席 198打数 46安打 6二塁打 2本塁打 58塁打 20打点 17得点 37三振 14四球 9犠打 2犠飛 2併殺打 出塁率.280 長打率.293 OPS.573 得点圏打率.244




【ルキナ査定】

ランク:D→C

点数:10点(☆1,◎5,◯19,△11,❌6) 前2点+後8点

年俸:2100万(+500万)

※2200万(+600万)



【今季振り返り】

渡辺GMと同郷の群馬出身にライオンズジュニア出身、渡邉投手と浦和学院高校の同期などライオンズと多くの縁があり単独1位指名、前評判では東大キラー扱いされて素材型の指名で若干の不安はありました。オープン戦ではプロのストレートに苦戦して打てずに開幕2軍スタートとなります。


2軍スタートから2軍戦では打率3割を記録する大活躍、怪我などもあり1軍昇格は遅れましたが6月下旬に遂に1軍昇格でスタメン起用、早速楽天戦でプロ初ヒットに早稲田の先輩である早川投手からプロ初ホームランとなるスリーランを打って敵地でお立ち台に上がる大活躍を見せました。


その後7月はプロの投球に苦戦して7月打率.214でしたが8月に入ってから3番起用もされるなど期待値が膨らみ、試合の1打席の中で修正能力を見せるなどして8月打率.294、最終的に速球に苦戦して打率を落として最後怪我で登録抹消されましたが、プロ1年目でドラ1として確かな爪痕を残して今後への期待を膨らませてくれました。




【総評】

1年目としてはよく頑張ったと思います。特徴が渡部選手と一緒でストレート打率.226、カットボール打率.294、SFF打率.429、ストレートに弱いですが半速球に強くスライダー打率1割台ですが打率ほど打ててないイメージもないですかね。変化球は自分のタイミングで打てているのでストレートにどう対応していくかです。対右打率.201に対して対左打率.294、ホームラン2本も左打者から打っていて左を苦戦していません。右投手に対してインハイとインローが全然打てず、特に右の本格派は投手に対しては肩が開くスイングが目立つだけにここが大きな課題になっています。


盗塁自体は0ですが足は速いのであとはスタートのタイミングを盗めるかどうかです。守備は後ろの打球を取れない場面が多く、フェンスまでの距離感やタイミングがなかなか掴めてないです。守備も課題なので、熊代コーチからマンツーマンの指導が欲しいところになります。


数字以外で特筆すべき点として、試合中で修正能力の高さです。オリックス戦では前の打席フォークに空振り三振したのを次の打席で頭に入れて、初球フォークを逆方向に運ぶ決勝タイムリーを打つなど、ライオンズにはいない野球脳の高さを見せてくれました。栗山選手から配球チャートの勉強を教わるなど、チームの大先輩にも物怖じせずに教わる姿勢は流石高校大学でリーダーシップを発揮した器でしょう。レベルの低い外野手争いで久々に期待したくなる存在ではないかと思います。




【来季に向けて】

今年の内容を受けて来年は早速レギュラー奪取の期待がかかります。正直2年目で打率3割とか無謀すぎますがこのチーム状況なだけに、プレッシャーは大きくなると思います。大きな課題は右の本格派投手に対してのバッティングなので、まずこの課題がどれだけ克服出来るかです。伸び代には大いに期待出来るだけに、期待と我慢をしながら来年の活躍を楽しみにしていきたいです。




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2023シーズン振り返り 背番号8 渡部健人

【2023成績】

57試合 打率.214 209打席 192打数 41安打 13二塁打 6本塁打 72塁打 25打点 17得点 63三振 11四球 5死球 1犠飛 2盗塁 1盗塁死 2併殺打 出塁率.273 長打率.375 OPS.648 得点圏打率.226 4失策




【ルキナ査定】

ランク:E→D

点数:−22点(☆1,◎4,◯11,△5,❌15) 前−4点+後−18点

年俸:1550万(+350万)

※1600万(+400万)




【今季振り返り】

昨年1軍出場0、今年もオープン戦絶不調で開幕2軍スタート、この時点では今年も厳しいだろうなという予想でE評価にしました。2軍でも低空飛行が続きましたが山川穂高の強制性交罪が文春砲で明るみになったことで状況が一変します。5月下旬に状態が上向きになったこともありここで1軍昇格に踏み切ります。オリックス戦と阪神戦でタイムリーヒット、交流戦でも柳投手からホームランを打つなど単発的な活躍がありました。しかし確実性が低い上に守備で好プレーの一方でフライ落球、走塁でも無謀な三盗失敗など1軍経験の無さから出る凡ミスの連発でかなり我慢が求められる起用になりました。


さらに文春砲2つ飛び出して色々と不安要素しかないですが、我慢して使ったのが交流戦明けから実を結びます。ソフトバンク戦では3点ビハインドからソロホームランに同点タイムリーと3打点の活躍、これで流れになるかと思ったらベースランニングで肉離れ起こして登録抹消、前半戦打率.275、4本塁打、14打点とブレイクを予感させました。


その後怪我の回復を待って8月に1軍復帰しますが怪我の影響で活躍がリセットされてしまい後半戦打率.158、2本塁打に終わりました。終盤はストレートに振り遅れてど真ん中変化球を平然と見逃す残念な打席が多く、キャリアハイの成績を残しましたがランクとしてはD評価止まりになりました。




【総評】

カットボール打率.412、チェンジアップ打率.545、半速球に滅法強く真ん中に来た半速球は簡単に前に飛ばしてこれで多くのヒットを稼ぎました。前々からの課題通りにストレート打率.175、速球に対して振り遅れが多く真っ向勝負してくる本格派投手は相性が悪かったです。インコース打率も2割以下ばっかり、真ん中外寄りの球はスイングが自然に流れてタイミングが合いますがインコースは窮屈に詰まらされて終わる形が多かったです。


守備はファーストのショートバウンド捌きは非常に上手いです。サードだと動きがぎこちなくなるのは仕方ないですが1年間サード守備任せるとなると不安点です。走塁の意識自体高いですがベースランニングはまだまだ改善の余地があります。ドラ1として才能の片鱗は見せましたが、荒削りな部分が多くまだまだ改善すべき点が多々あります。




【来季に向けて】

まず野球以前に女性関係です。山川のおかげで渡部選手の素行不良は水に流れましたが、短期間に2度も文春砲に曝されるのは恥です。高校時代の黒歴史は私も噂で聞いたことですが、大学時代の女たらしっぷりは単純に言ってしまえばキモイの一言です。プライベートは自由ですが、安いハニトラに引っかかって週刊誌のネタにされて最悪は山川と同じ強制性交罪と同じ末路なんてこともあり得る話です。渡部選手がまず気を付けることですが、毎年不祥事を起こしているフロントも女性トラブルのリスクが高い渡部選手に対してしっかり教育するのは絶対条件です。


その上で野球ですが、身体はもっと絞った方がいいでしょう。結局重すぎて下半身が耐えられずに走塁で肉離れは実際に起こりました。飛ばす力は十分にあるので、まず怪我しない身体作りは大事になります。打撃は速球に振り負けない打撃フォームを作れるかどうか、半速球の捌き方を速球でも作れるかどうかです。来年4番候補としてどれだけやっていけるか、個人的には期待しているところです。来年確かな爪痕を残して蛭間選手と将来のクリーンナップを担える形を作りたいです。






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2023シーズン振り返り 背番号7 金子侑司

【2023成績】

47試合 打率.179 91打席 84打数 15安打 2二塁打 1三塁打 19塁打 2打点 6得点 24三振 4四球 1死球 1犠打 1犠飛 1盗塁 2盗塁死 2併殺打 出塁率.222 長打率.226 OPS.448 得点圏打率.100




【ルキナ査定】

ランク:C→E

点数:−30点(◯5,△8,❌9) 前−27点+後−3点

年俸:4000万(−8600万)

※7000万(−5600万)




【今季振り返り】

昨年怪我に苦しみながらも復活の兆しを見せて今年は期待している部分がありました。オープン戦途中合流ながら最低限の結果を出して開幕戦スタメン出場、しかし結果を残せず3,4月打率.121、5月に入って日に日に2軍降格の声が強まっていく中で楽天戦で延長12回裏に代走出場しますが、ボール先行カウントから牽制飛び出してタッチアウトで引き分け、このボーンヘッドには私もブチギレましたが、この試合を契機に金子侑司選手へのバッシングの嵐が一気に強まる形になります。


その後も1軍帯同が続きますが結果は残せず、逆転負けしたDeNA戦では9回1点差でバウアー投手からホームラン打った平沼選手を差し置いて代打出場してどん詰まりのショートゴロ、この打席で応援団から「なんでもいいから塁に出ろ」のコールが起こり、決定的だったのが巨人戦のスタメン出場で起きた「働け金子」コールてす。このコールはネット上で騒ぎを起こす形になり、今年の最下位争いの記憶の1ページに刻み込まれる形になってしまいました。


「働け金子」コールから次の試合でマルチヒットの活躍で最低限の挽回を見せましたが活躍が連続で続くことはなく、7月末まで1軍帯同が続きました。結局8月1日に登録抹消、2軍では1番起用されて再昇格を狙いましたが打率.240に終わりそのまま再昇格なくシーズン終了、結局4年間満足な働きをすることなく不良債権を決定づけるシーズンになってしまいました。




【総評】

非常に厳しい結果です。悪い時のバランスの悪いスイングで打てず、打った内容も力任せなヒットがほとんどでした。特にフォーク系の球種は1本もヒット打てず、出塁率も稼げず盗塁も1つのみ、劣化の著しい結果になってしまいました。


「働け金子」は間違いなくこれから続くであろう暗黒期の歴史に名を刻む不名誉な記録を残しました。応援団のコールは賛否両論(多くは否定的見解ですが)あると思います。ただ、一つ言えるのは4年7億の働きはしてない、これは紛れもない事実です。4年契約を結んだ当初は秋山選手に次ぐ1番打者としての活躍を期待されましたが、実際1番打者として申し分のない活躍をしたのは昨年の3ヶ月間だけです。数多く流出が続くチームで残留してくれたことは嬉しく思いましたが、この結果を受けて何でもかんでも残すものではない、時には日本ハムフロントのように今後の戦力になるかどうか見極めて時に切る選択も必要ということが突き付けられたと思います。


そして「働け金子」コールは応援団と金子侑司選手だけの責任ではないです。楽天戦のボーンヘッドで2軍落ちさせず定期的にスタメン起用などして愛人枠に入れてファンの晒し上げにした松井稼頭央、4年7億の大型契約をして8月頭に抹消など2軍抹消に関する契約条項が何か入っていたのでは無いかと疑わしくさせているフロント、現場と球団がしっかり連携と管理が出来ていれば少なくとも「働け金子」コールは絶対起きなかったはずです。球団が応援団に注意したという話ですが、この一件を応援団と金子侑司選手だけの問題としか考えられないなら来年以降も理不尽な晒し上げからヘイト対象の選手のバッシングが増えるだけです。





【来季に向けて】

昨年の熊代選手パターンがあるので今後戦力外の可能性も0ではないですが、おそらく泣きの1年は与えられると思います。年俸は減額制限超えの大幅ダウンでしょう。泣きの1年で復活して欲しいですが、いかんせんアスリート体質なので動体視力の衰えは致命傷です。それ以前に結果残せてないのに松井稼頭央愛人枠でまた「働け金子」コールなどファンの批判の的にされてしまわないか、そっちの方が不安です。




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